すぐに役立つ介護情報/制度に関する基礎知識2


制度に関する基礎知識2 介護保険法改正ここをチェック!

2012年4月に介護保険制度が改正されて新しくスタートしています。
介護を抱えているみなさんにとって、今回の改正のどの部分が関連するのでしょうか。しっかり押さえておきたいポイントを確認しましょう。

介護保険法がめざしていることは?

住み慣れた地域で高齢者が安心して暮らせる社会です。そのために必要な「医療」「介護」「予防」「住まい」「生活支援」などのサービスがうまく連携して適切に提供するためのしくみの実現をめざしています。このしくみを『地域包括ケアシステム』といいます。もう馴染みのあることばになっている方もいらっしゃるかもしれまんね。
今回の改正の大きなポイントは、『地域包括ケアシステム』を充実させていくことにあります。

『地域包括ケアシステム』について知っておきましょう。

<5つの視点>

①医療との連携強化 24時間対応の在宅医療 訪問看護やリハビリテーションの充実強化 介護職員によるたんの吸引など医療行為の実施
②介護サービスの充実強化 ここがポイント「介護老人福祉施設などの介護拠点での緊急整備 24時間対応の定期巡回、随時対応サービスなど在宅サービスの強化」 訪問介護・訪問看護のサービスが一体となって提供されます。短時間の定期訪問と必要時に対しての随時対応を組み合わせて、1日24時間何回でも、必要な時に、必要な内容のケアを受けることができるようになりました。
③介護予防の推進 できる限り要介護とならないための予防の取り組み 自立を支援する介護の推進
④生活支援サービス(見守り、配食、買い物など)の充実 ひとり暮らし・高齢夫婦の世帯や認知症の増加を踏まえた生活支援サービスの推進
⑤高齢期になっても住み続けることのできる住まいの整備 一定の基準を満たした有料老人ホームと高専賃をサービス付き高齢者向け住宅として高齢者住まい法に位置づける 地域ってどのくらいの範囲?→「おおむね30分以内で駆けつけられる圏域」で、中学校通学区域が基本となっています。

改正の内容の詳細をすべて理解できなくても大丈夫!
すでに担当のケアマネジャーから改正に伴う必要な提案やアドバイスがあったかもしれませんが、気になる点や改正について相談&質問するのもケアマネジャーとコミュニケーションを深めるきっかけになります。

介護保険法改正に関する配布資料や関連図書を読んでおくと役に立ちます。地域の公共図書館を利用するのもよいでしょう。

 

厚生労働省関係の主な制度変更(平成24年4月)について

介護サービスの基盤強化のための介護保険法等の一部を改正する法律の概要
(厚生労働省HPより)

▼外部リンク

サルバ ブランドサイト|白十字株式会社 すぐに役立つ介護情報/体調管理はからだの活動量維持が基本!

http://www.hakujuji.co.jp/salva/cares/index10.html


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