すぐに役立つ介護情報 おむつ内環境に関する基礎知識 1
白十字株式会社のサルバ ブランドサイトのすぐに役立つ介護情報 3回目です(以下引用)
おむつ内環境に関する基礎知識 1 おむつかぶれを防ごう!
おむつかぶれとは?(原因と症状)
紙おむつを使っている人のおしりが、赤くなったり、ぶつぶつができたり、湿疹のようになっていたら、おむつかぶれかもしれません。
「あんなに気をつけておむつ交換をしていたのに」「昨日まではきれいだったのに今日突然赤くなっていて驚いた」という声もよく聞きます。おむつかぶれの主な原因
おむつかぶれの原因は、おむつの中の状況、つまり「おむつ内環境」にあります。おむつの中がじめじめすることで皮膚がふやけてしまい、皮膚表面はバリア機能が低下してしまいます。
そこに、アルカリ性に傾いた尿、便の酵素などの化学的な刺激が加わってしまうことが、まず考えられる原因です。下痢の時にひどくなることがあります。一度なってしまうと治りにくいと言われるおむつかぶれ。
そのため、予防に力を注ぐようにしましょう。
予防で大切なことは、もれやむれがないか、便がそのままになっていないか、おむつ内環境をいつも気にかけることです。
大変かもしれませんが、こまめにチェックすることで「おむつ内環境」の悪化に早く気づくことができます。予防のポイント
おしりが汚れていたら、ぬるま湯で洗いましょう。
やさしく、ていねいに、きれいに洗うことは、おむつかぶれ防止にはかかせないケアです。ただし、洗い過ぎは逆効果になりかねません。
清拭剤、清拭用タオルなどの介護用品も上手に利用しましょう。
清拭をしっかり行うと同時に、肌にやさしい素材を使用した紙おむつを使うことをおすすめします。ケアのポイント
尿や便を排泄すると「おむつ内環境」はどうなるでしょうか。
尿や便にはアンモニアが含まれています。アンモニアは、空気に触れて時間が経過することで「おむつ内環境」はアルカリ性に傾きます。人の皮膚表面は、pH4.0~6.0の弱酸性と言われています。アルカリ性に傾くと、肌には刺激となってトラブルが起きる可能性が高くなるのです。
なるべくアルカリ性に傾かないように、肌に刺激を与えないようにするために、弱酸性に保つことが理想です。pHコントロールによって肌と同じ弱酸性の環境を保つことができたら、「おむつ内環境」も改善しおむつかぶれの予防につながるかもしれません。
▼外部リンク
サルバ ブランドサイト|白十字株式会社 すぐに役立つ介護情報 おむつ内環境に関する基礎知識 1
http://www.hakujuji.co.jp/salva/cares/index3.html