排泄ケア お世話の実際


排泄ケア

お世話の実際

▼自宅のトイレでは

  1. トイレの中で、手すりを持ってもらうか壁に寄りかかってもらい、下着をおろします。
  2. 自宅のトイレでは便器の前でお年寄りの両手を介護者の首に回し、介護者の片足はお年寄りの両足の間に入れ、抱えるようにして便座へ。

  3. 自宅のトイレでは排泄が終わったら手すりにつかまって立ってもらう、または便器に浅く腰掛けて腰を浮かせてもらい、お尻を前から後ろに拭きます。

  4. お年寄りの足は少し後ろに引きぎみに、両手は介護者の首に回します。介護者の片足はお年寄りの両足の間に入れ、抱え上げるようにして立ち上がらせます。

▼ポータブルトイレでは

  1. ベッド、ふとんから起こすには、お年寄りの両手を介護者の首に回します。立ち上がらせたらお年寄りの左足を一歩前に出し、この足を軸に(介護者から見て右に)90度体を回し、便器にお尻を向けます。

    ※立ち上がる時に「1、2、3」と声をかけてタイミングを合わせると安心です。なお、まひのある人の場合、まひのない側の足を軸にして体を回転してください。

  2. ポータブルトイレでは座 らせる > 立ち上がる > 拭く、の手順は「自宅のトイレ」と同じ。立ち上がってから下着を上げ、体の方向をもとにもどして、ベッドに腰かけてもらいます。ポータブルトイレには、い ろいろな種類(たとえば、高さのちがうもの)があります。その人にあったものを選びましょう。また、ご自分で使われる場合、ポータブルトイレは、まひのな い側に置きます。

▼陰部洗浄のしかた

用意するもの
用意するもの

体を清潔にするには、入浴が一番よい方法ですが、入浴できない場合でも、洗浄綿や蒸しタオル等を使って、いつも清潔に保ちましょう。ここでは空きボトルを利用した、陰部洗浄の方法をご紹介します。

  1. まず腰から下に大きめのビニールシートを広げ、その上にバスタオルまたはフラット型の紙おむつを敷きます。差し込み便器を使っても良いでしょう。濡れないように、おなかにはタオルをかけます。
  2. ボトルを使って陰部にぬるま湯をかけてから、湿らせたガーゼかやわらかい布に、必要に応じて石けんをつけ、前から後ろに向かってていねいに洗います。肛門を洗ったガーゼ等は捨てましょう。
  3. 最後にボトルのぬるま湯で陰部をきれいに洗い流し、むしタオルで拭いた後水分が残らないよう、乾いたタオルで水分を十分に拭き取ります。

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▼おむつ交換の時の健康チェック

必ず体の状態を観察して、異常は早く発見するようにしましょう。

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蒸しタオルの簡単なつくり方

蒸しタオルは、タオルをぬらし軽くしぼった後、電子レンジであたためると簡単につくれます。ただし、あたためすぎないように。

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▼外部リンク
排泄ケア お世話の実際|介護と上手に付き合うために|すぐに役立つ介護の情報|アテント|エリエール

http://www.elleair.jp/attento/care/adv_excretion02.php

大王製紙株式会社 エリエール アテント


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