リハビリ訓練
リハビリ訓練
リハビリ訓練を始める前に十分に専門の先生の指導を受けてから実施してあげてください。
リハビリ訓練3原則
- あせらず
- 障害の程度、原因、体力、性格など…お年寄り一人一人の状況は、まさに十人十色ですから回復の早さにもそれぞれ個人差があります。思うように回復が進まなくても、あせらずに、じっくり取り組んでいくことが大切です。
- あまえず
- リハビリでの愛情は「厳しく、つれなく」することです。起き上がれるようになったら、お年寄りが自分でできる範囲のことは自分でしてもらう方がよいでしょう。病人扱いして手を貸しすぎて回復を遅らせては、かえってお年寄りにつらい思いをさせてしまいます。
- あきらめず
- お年寄りの「よくなりたい」、介護者の「よくなってほしい」がリハビリの力になります。おうように構えながらも、粘り強く続けてください。
リハビリ訓練前のチェックポイント
- 体調・気分
- 食前・食後を避け、排尿・排便をすませてから始めましょう。熱・どうき・めまいのある場合は中止しましょう。リハビリ訓練を始めるための基本的条件を、医師にたずねておいてください。
- 服装
- 体をしめつけない、動きやすい服装で。汗をかくので、運動後はかならず清拭を。
- 介護者は演出家
- 室温を調節する(20℃くらい)、周囲を片付ける(転倒などの防止)、介助はするが無理強いしない、ゆとりを持てる時間に始める、励ますとともにほめてあげる、など。お年寄りをいかに盛り立てていくかが、介護者の腕の見せどころです。
寝たきりの方に行なう運動(例)
基本は動かそうとする関節に手をそえて動かすことです。
膝関節
- 片手で膝の下を、もう一方でかかとを支え、ゆっくり持ち上げて、膝を胸に近づけ
- ゆっくり膝を伸ばして、もとにもどします。もっと近づいて、かかえこむようにしながら、左手を股関節におき、右手で膝をかかえるようにしながら動かす。
股関節
- かかとと膝の下を支え、膝を90度に曲げた状態で、足を外側・内側に。
- 膝を伸ばした状態で、足を外側に開き、もどします。動かす時は、近づいて自分の体ごと動かすように。
足の関節
- 片手でかかとを、もう一方で足先を持って、足首を曲げたり、伸ばしたりします。
- 片手で足首、もう一方で足先を持って、外・内側に向けます。
▼外部リンク
リハビリ訓練 お世話の実際|介護と上手に付き合うために|すぐに役立つ介護の情報|アテント|エリエール
http://www.elleair.jp/attento/care/adv_rehabili01.php