認知症の方の介護 認知症の予防


認知症の方の介護

認知症の予防

お年寄りの認知症は脳の老化や病気(一次要因)とからだとこころと環境の状態(二次要因)が合わさって生まれるものですから、これらの原因を防ぐことが認知症の予防につながります。

脳卒中を防ごう
一次要因の予防
一次要因のうち、脳の萎縮は原因がよくわかっていないので、予防や治療の方法がありません。日本ではこれによる認知症は少ないといわれています。
日本人に多いのは、脳卒中(脳梗塞・脳出血)による認知症です。脳卒中にならないようにすることが認知症を防ぐことになります。脳卒中の原因として高血圧、高脂血症、糖尿病、動脈硬化、心房細動などがあります。

少なくとも年一回血圧を測り、血圧の高い人は、食塩の制限など食事療法をしましょう。食事療法をしてもなお高い人は、降圧剤による治療を受けなければなりません。

糖尿病や心電図の検査も年に一回は受け、必要な人は、同様に食事療法や薬による治療を受けましょう。脳卒中の予防が認知症を防ぐ第一歩です。

老後をすこやかに
二次要因の予防

「老後をすこやかに」イラスト

  • 健康であること
    病気やけがで日常生活が不自由になると、からだを動かすのがおっくうになり、仕事もできなくなり、寝ている時間が長くなりがちです。気持ちが沈みがちにもなり、頭を使うことも少なくなります。このような環境の変化も認知症につながる可能性があります。
  • 働くこと・役割をもつこと
    年老いても、家庭で家事、育児を助けるなどの役割を持たせてあげるようにしましょう。働くこ とは、からだを動かし病気の予防になります。このことで頭も使いますし、家族のつながりも持てます。お年寄りにとってもっともさびしいことは、自分がもう 必要とされなくなったと、実感することでしょう。できるだけお年寄りから仕事や役割を奪わないようにしましょう。
老いを受け入れることと乗り越えること
老いたくない、老いを防ぎたいとはだれもが望むものです。しかし、老いは避けられません。
自分の老いをみつめ、こころの準備をし、その老いの姿に合った生活を送ることが、認知症を防ぐことにつながります。
好ましい人間関係をもつこと
歳をとって人はいつまでもひとりで生きていくわけにはいきません。だれかの助けを必要とします。そのことをみずから認め家族にわかってもらい、素直に助けを求め、手助けしてくれる好ましい人間関係を老いる前からつくっておくことが認知症の予防にもなります。
老後の生活保障が充実すること
からだやこころの健康は、生活が保障されてこそ可能なことです。好ましい生活を保持することは大切ですが、医療、福祉、就労、年金、住居などの老後の生活保障の充実も間接的に認知症の予防につながります。

▼外部リンク
認知症の方の介護 認知症の予防|介護と上手に付き合うために|すぐに役立つ介護の情報|アテント|エリエール

http://www.elleair.jp/attento/care/adv_dementia03.php

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