脳卒中に備える 脳卒中の後遺症
脳卒中に備える
脳卒中の後遺症
脳は全身のさまざまな機能を司っている中枢です。ある部分では運動機能を司り、ある部分では言語機能を司るというように、部位によってまったく違った働きをしています。
脳卒中で、ある部分の脳細胞が壊死すると、その部分が司っていた機能が障害されます。こうして起こる機能の障害が、脳卒中の後遺症です。ですから、障害された脳の部位に応じて、現れる後遺症は異なり、これらが、すべて現れるわけではありません。
後遺症の種類
- 運動マヒ
- 脳卒中の起きた部位によって、体の左右どちらかの側がマヒして、動かなくなります。
- 感覚障害
- 触覚、痛覚、温度の感覚などが失われます。やはり体の左右どちらかの側に起こります。
- 言語障害
- 「話したいのに言葉が出ない、話しても言葉が意味をなさない、人の話を聞いても理解できない」などが現れます。
- 歩行障害
- 運動マヒによって、歩行が困難になったり、歩けなくなったりします。
- 嚥下障害
- 食べ物や飲み物をうまく飲み込めなくなり、誤って気管に入ったりすることもあります。
薬との上手な付き合い方
医師から処方された薬をのみ忘れたり、勝手にやめたりすると、薬の効果に悪影響が出てしまいます。薬は指示されたとおりにのみましょう。
もし、不安や心配があれば自分で判断せず、医師や薬剤師に相談しましょう。
また、次の点にも注意しましょう。
- 決められた時間(食後、食間、食前など)や薬の数や量などの指示を守る。
- 薬をのんで何か症状が出たり、具合が悪くなったりしたらすぐに医師に報告・相談する。
- 新しい診療科や病院にかかった場合は、他の科や病院で処方されている薬を見せるなどして、薬の内容を医師に告げる。
- のみ忘れたときは、どうすれば良いのかを事前に聞いておき、勝手にまとめて2回分をのんだりしない。
- 薬が変更になったときは、のみ方や注意を良く聞く。
- 他の人の薬をもらってのまない。
▼外部リンク
脳卒中に備える 脳卒中の後遺症|介護と上手に付き合うために|すぐに役立つ介護の情報|アテント|エリエール
http://www.elleair.jp/attento/care/adv_apoplexy05.php