脳卒中に備える 脳卒中の再発予防
脳卒中に備える
脳卒中の再発予防
一度脳卒中を起こした人は、再発しやすいので注意してください。再発を繰り返すと生活の質(QOL)は悪くなり、血管性痴呆になる可能性も 高くなります。再発予防のために脳卒中の原因となる高血圧、糖尿病、高脂血症などをまずしっかり治療し、コントロールすることが大切です。
▼定期的に受診しましょう
退院後も生活習慣に十分注意し、定期的に医師の診療を受けましょう。めまい、言葉がもつれる、足もとがふらつく…などの脳卒中の前ぶれの症状があったら、かならず医師に伝えましょう。
▼できることは自分でしましょう
日常生活のなかで、着替えや食事など自分でできることは、自分でするように心がけましょう。
▼適正体重を目指しましょう。
体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)を22に近付けるよう、減量しましょう。
▼規則正しい排泄ができるよう心がけましょう
規則正しい排便を心がけ、なるべく洋式のトイレにしましょう。また、用便時のいきみは血圧を上げるので、なるべくいきまないで排便できるよう食事などに気をつけましょう。
▼入浴するときはぬるめのお湯にしましょう
脱衣所は暖かくし、熱いお湯に急に入らないようにしましょう(適温は40℃)。あまり長湯はしないように。
▼歩くことは気分の切り替えにもなります
無理をせず、自分の歩ける速度で毎日歩きましょう。気分転換にもなります。
▼急激な気温の変化に気をつけましょう
急に寒い所に出るときは首にマフラーをまき、手袋をするなど注意しましょう。夏は真昼の外出は控え、外出から帰って急にクーラーにあたったりしないようにしましょう。
▼水分を十分とるように心がけましょう
水分が不足すると血液が流れにくくなり、脳梗塞の再発を起こしかねません。高齢者ではのどの渇きを訴えないこともありますが、とくに夏場は脱水状態になりやすいので水分を十分とるようにしましょう。
▼タバコはやめて、アルコールは適量にしましょう(日本酒なら1日1合、ビールなら大ビン1本以下に)
タバコは動脈硬化の進行を促進し、血液も固まりやすくするので止めましょう。お酒は気分をリラックスさせる効用がありますが、飲みすぎはよくありません。
▼睡眠は十分にとりましょう。
▼規則正しい生活リズムを。そして人とのふれあいも大切に
脳卒中にかかると、とかく気分が落ち込み、また家に閉じこもりがちになりますから、できるだけ人との接触を多くして、何ごとも前向きに考えるように心がけましょう。
▼処方されている薬はキッチリのみましょう
高血圧、糖尿病、高脂血症、心臓病などがある人は、医師の指示に従って治療に専念し、薬ののみ忘れがないよう注意することが大切です。
▼外部リンク
脳卒中に備える 脳卒中の再発予防|介護と上手に付き合うために|すぐに役立つ介護の情報|アテント|エリエール
http://www.elleair.jp/attento/care/adv_apoplexy04.php