脳卒中に備える 脳卒中の治療
脳卒中に備える
脳卒中の治療
早めに発見・治療すれば、後遺症もそれだけ軽くなります。脳の組織は、壊滅的なダメージを受けると修復はほとんど不可能ですが、その程度が軽いうちに再び十分な血液を送り込むことで回復する可能性 があります。治療開始が遅れると、どんなに良い治療をしても手足のマヒなどが後遺症として残ってしまいますが、発症してごく早い時期に治療を開始すれば後 遺症をなくす、あるいは軽くすることができます。
▼重症の場合
重症の場合は、まず呼吸や血圧の管理などの緊急治療が行われます。
▼軽症の場合
脳梗塞の場合、軽症であっても原則として入院し、血栓(血液の塊)を溶かす薬剤や、血液が固まるのを阻止して血流を改善する薬剤を使って症状の改善を図ります。
▼脳出血の治療
出血がひろがらないようにするとともに、再び出血しないように、血圧を管理したり、脳のむくみ(脳浮腫)を抑えたりすることが治療の中心となります。
▼クモ膜下出血の治療
一般的には原因となった動脈瘤からの出血を止め、血腫を取り除くための緊急手術が行われます。
また、再び出血しないよう、血圧の管理を行うとともに、手術の後には脳血管の攣縮(動脈が部分的に収縮する)を抑えるための薬剤が使われることもあります。脳卒中の前ぶれ症状
症状は脳卒中の初期症状とほぼ同じです。からだの片側の手足がしびれたり、一眼の視力障害、言葉がもつれたりしますが、一般に意識障害はありません。
発作が短く、症状も軽いのでとかく見過ごされがちですが、大きな脳梗塞の前ぶれのことが多いので、注意が必要です。すぐ、症状がなくなっても必ず専門医の治療を受けましょう。
- 急にはしが上手に使えなくなる、落とす。
- 片側の手足がしびれる。
- 言葉が上手にしゃべれない、もつれる。
- 物が二重に見えたり、ゆがんで見える。
- めまいがしたりバランスがとれない。
- 一方の目が見えなくなる。一側の視野が欠ける。
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▼外部リンク
脳卒中に備える 脳卒中の治療|介護と上手に付き合うために|すぐに役立つ介護の情報|アテント|エリエール
http://www.elleair.jp/attento/care/adv_apoplexy03.php