入浴・清拭 介助入浴の手順


入浴・清拭

介助入浴の手順

浴槽の出入りの仕方
台やバスボードを使って
マヒのある場合は、台や板に腰掛けたかたちからマヒのない側の足を先に浴槽へ。介護をする人は背中を支えながら、もう一方の手でマヒ側の足を持ち上げましょう。

手すりを使って
手すりにつかまりながら出入りできればより安全です。湯の浮力でかえってバランスを失うことがあるので、ご注意を。

洗い方

「介助入浴」の手順イラスト(1) 足、全身の順でお湯をかける (2)頭を洗う (3)顔から首、腕や手、胸(女性は乳房の下も丁寧に)、おなか(「の」の字を描くように)、足(指のあい だも忘れずに)、背中、陰部(自分で洗えるならまかせる)、の順に洗っていきましょう。なお、石けんを残さないよう、十分に洗い流すようにしましょう。

体の拭き方
脱衣場に椅子を用意しておき、座らせて手早く拭きます。脇の下・陰部・股間は湿り気が残りやすいので、特に念入りに拭き取りましょう。ただし、強くこすりすぎないように。

手浴

特に汚れやすい部分なので、1日1回はきちんと洗いたいものです。温かいお湯の中で動かすことは、リハビリにもつながります。

  1. 「手浴」イラスト洗面器のお湯に手をつけ、タオルやガーゼを使って石けんでよく洗います。マヒがある場合は手を充分温めてから、指の間も入念に洗いましょう。

  2. お湯を変えてよくすすぎ、乾いたタオルで拭き取ります。

足浴

「足浴」イラスト手順は手浴と同じです。ぬるめのお湯を使い、冷めたらさし湯でおぎなうのがよいでしょう。足元から膝に向かって洗うのが基本です。

洗髪

髪の汚れやにおい、頭のかゆみは、大変不快で気になるものです。少なくとも週1回は、髪を洗ってあげましょう。入浴時に洗髪するのが一番ですが、入浴できない時には、手浴や足浴と同じ感覚で手早く洗髪してあげれば、気分もスッキリします。

【用意するもの】

「用意するもの」イラスト
「用意するもの」イラスト
「用意するもの」イラスト

寝たきりの場合

  1. 「寝たきりの場合」イラスト頭が低く(お湯が流れやすく)なるように座ぶとん等で傾斜をつけ、ケリーパッドを頭の下にあてて、洗う準備を整えます。
  2. 最初に髪をよくブラッシングしてから、やかんを使って、お湯で髪を濡らします。
  3. シャンプーをつけ、指の腹で地肌をよくマッサージしながら洗います。衿足や首の後ろはていねいに、後頭部は頭を静かに持ち上げて洗います。
  4. 洗った後、タオルで泡をふきとってからお湯で数回すすぎ、リンスをつけて、最後に軽くすすぎます。目や耳にお湯が入らないよう気をつけましょう。
  5. 髪を絞るようにして水分を取り、乾いたタオルで水気を取ります。耳に入った水分は、綿棒で取りましょう。
  6. ドライヤーは少し離し、顔に熱風がかからないように手で覆いながら乾かします。

椅子に座れる場合

洗面台、台所の流し台、浴室などで行えば、楽にできます。洗面台や流し台では、前かがみで洗います。回りに水が飛び散るので、ビニールシートを敷いておきましょう。

洗髪できない場合

ドライシャンプーを使ったり、頭皮を充分にマッサージし、その後蒸しタオルで拭くだけでもさっぱりします。

ケリーパッド(洗髪クッション)の作り方

  1. タオルを適当な大きさに巻きます。
  2. ストッキングの中に入れ、両端を輪ゴムで止めます。
  3. 大きなビニール袋の中に入れ、口元を小さくたたみ、ガムテープでしっかり押さえます

「ケリーパッド」イラスト

▼外部リンク
入浴・清拭|介護と上手に付き合うために|すぐに役立つ介護の情報|アテント|エリエール

http://www.elleair.jp/attento/care/adv_clean02.php

大王製紙株式会社 エリエール アテント




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